泣かないでください。【52日目
わたしの仕事は結婚式の写真を撮ることなのですが
その形はいろいろあって
最近は式を挙げずに(既に済んでいたり、或いは何年目かの記念にだったり)お写真だけを撮るスタイルも増えてきました。
お客様にはいろんな考えを持った方がいらっしゃるのだけれど
最近はサプライズフォトに関わらせてもらいました。
その経緯がすごくキュートで。
去年娘さんがご両親のためにサプライズフォトを検討されたけれど
日程等の理由で実現できなかったそうなんですね。
それを知ったご両親から、「逆サプライズで、娘さんに内緒でその願いを実現させてしまおう」というプレゼント。
ご旅行のついでに、と言っていろいろ秘密にしてご準備をされて…
ファーストミートの瞬間は皆さん本当に素敵な表情だったなあ。
そんなことがあって、そのお写真は納品を終えて
今日はまた違う撮影でその会場へ伺いました。
そうしたらスタッフさんが笑顔で
「そうだ、見せたいものがあったんですよ」
とわたしにメールを見せてくれました。
内容は先日のサプライズフォトについてのお客様からのお礼メール。
スタッフへの感謝のお言葉の中に、わたし宛へのメッセージもありました。
(基本的に自分の名前はご挨拶の時に一度言うだけ)
そこへはカメラマンさん、ではなくカメラマンの◯◯さんとわたしの名前があって
(それだけで感激している)
カメラを構えている◯◯さんの口元がずっと笑っていらっしゃって、心強く、自然と笑顔が溢れました。ご本人もとても楽しんでいらっしゃったご様子で、いろんなポージングなどを引き出してくれました。とても楽しかったです!本当にありがとうございます。
というような内容が書かれてありました。
これ、見せられたの今日の本番前。
「うをー…。だめですこれは、泣きそうです。あかん。」
と堪えて天井を見ているわたしに、そのスタッフさんが笑いながら
「泣かないでください。笑 嬉しいですよね」って言ってくださったのにまたぐっときて。
「宝物にしますのでこのメール転送してくれませんか?」
とお願いをしました。
そして会社へ戻り、届いたメールを見て、後輩ちゃんに
「こんな嬉しいことがあったんだよー♩」と内容を共有すると
「これは… うん。 いいですね」
って
お 前 が 泣 く ん か い ! ! w
いやはや本当に、可愛い後輩を持ったものです。
わたしの仕事はフリーでやっている訳ではないので
写真を撮った後にお客様と関わらせていただくことがほぼ皆無です。
それでも過去にも何度かお礼を言っていただけることもあったのですが
今日のは今の会社に入ってから7ヶ月で初めてのことだったので
すごく嬉しかったのです。
自分の仕事と向き合うこと
いい仕事をしようという意志の下、それを行うこと
楽しんでいただくこと
わたし自身が楽しむこと。
そして、その喜びを共有できること。
大事にしたいと思うことや、それ以上の喜びを
今の会社に入って強く感じられています。
それはすごくすごく有り難い。
自分がよい仕事をすることが、誰かの喜びにつながるかもしれない。
そう思わせてくれるこの仕事が、わたしはとても好きです。
今日もしあわせだったなあ。
心からのあなたの笑顔が、わたしはとても好きだ。
(今日も読んでくださってありがとう!)
それではきっと またあした。