背中にあたる掌の温度。

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君の膵臓をたべたい/読んだ本【78日目

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本屋さんゴリ押しなのか

行くところ行くところで平積みされていて

タイトルが気になって購入してしまいましたん。

 

「君の膵臓をたべたい」住野よる著

 

初めて読む作家さんでしたが(本作がデビュー作らしいです)

さらっとすらっと読み切ることができました。

 

 

泣ける!系のやつはね、

ここまで泣ける!みたいに書かれているやつはね

ひねくれ者だからねわたし

そう簡単には

 

 

 

泣きました。

 

 

 

…びええ。

 

 

 

はい。

内容はどう説明したらいいんだろう。

すんごくさらっと書くと余命僅かなヒロインと根暗男子の物語ですかね。

そんなに真新しい設定でもないし、登場人物もシンプルだし

最近本読めてなかったのでとても入りやすかったです。

 

泣いた…けども!泣いた分際であれだけれども

 

 

端的に感想を述べると

 

サラッと読めました!(察して)

 

 

さよならドビュッシーとか読んだあとの「ぜひ読んで!」感は少ないのだけれども

久しぶりにまた本読みたいモードになるかもなあと思わせてくれましたよよよ。

 

 

 

 

 

作中で主人公がヒロインに対して

 

「君にとって、生きるっていうのは、どういうこと?」

 

と、尋ねるシーンがあります。

 

これに対してのアンサーがちょっと素敵。

 

「きっと誰かと心を通わせること。そのものを指して、生きるって呼ぶんだよ」

 

「誰かを認める、誰かを好きになる、誰かを嫌いになる、誰かと一緒にいて楽しい、誰かと一緒にいたら鬱陶しい、誰かと手を繋ぐ、誰かとハグをする、誰かとすれ違う。それが、生きる。(後略

 

 

なんかいいね。

 

 

 

 

人と関わらないことで自我を保っている主人公と

人との関わりの中で自分の存在を肯定している(感じがする)ヒロインと。

 

どっちかというとヒロインの方に感情移入したわたしでしたが

ある意味タイムリーな本だったかもなあと思いました。

 

 

もっと自分と向き合う時間を持とう。

どんどん深まろう。うん。秋だし。(秋、来たのかな)

 

 

 

いつになったら西加奈子のサラバ!を読み始めるのかあれですが

相変わらずおすすめの本がありましたら教えてほしいでございます。

 

 

とりあえず次に読む本は貸してもらったアレだな。

 

 

 

意識を内へ向けていくのは楽しい。

 

もっと潜っていきたいなあ。

 

 

あなたの秋はどんな秋?

 

 

 

それではきっと またあした!

(なんかこんな時間の更新が不思議。笑)